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人間とペットの現代ライフスタイルの基盤を築いたのはある英国女王!?😳
2017/05/24

 

5月24日は英国ヴィクトリア女王の誕生日。

英国王室は歴史的に犬を家族の一員として扱い、現在のエリザベス二世もコーギーと生活しておられることは広く知られています。

そして、中でもヴィクトリア女王は愛犬家として有名でした。

では、なぜヴィクトリア女王が、特に愛犬家と言われるのでしょうか?


ヴィクトリア女王(1819-1901)の子供時代は孤独で暗かったと言われています。

幼くして父を亡くし、母親であるケント侯爵夫人に厳しく監視されながら育てられました。

一切のプライバシーも、また他の子供たちと遊ぶことも許されず、遊び相手は人形と動物のみ。

不自由で気づまりな生活はヴィクトリアが10代に入っても続きました。


13歳の頃、側近からキングチャールズ・スパニエルのダッシュを贈られました。

周囲が王位継承問題をめぐり混乱する中、この犬とのふれあいによって若いヴィクトリアは大いに慰められ、さまざまな動物-特に犬を-愛するようになりました。

 

ダッシュをはじめ犬達には、お付きのメイドがいましたが、ヴィクトリアは積極的に彼らの世話をしたと言われています。

散歩や食餌はもちろんのこと、あるクリスマスには、ダッシュにジンジャーブレッドとゴム製のボールを贈ったとか。

また戴冠式の後バッキンガム宮殿に急いで戻り、ダッシュをお風呂に入れたという逸話も残されています。

結婚相手であるアルバート公との出会いも、ダッシュがキューピッドとなりました。

元来英国では、犬の飼育は牧羊業者などを除き上流階級の特権であり、一般の人々がペットを飼育することは、社会的な義務を怠る原因になり不適切と考えられていました。

貴族は以前から狩猟犬を飼っていましたが、彼らに特にふれあいや癒しを求めていた訳ではありません。

しかし、ヴィクトリア女王が多種多様な犬(スカイテリア、グレーハウンド、スピッツ、コリー、ポメラニアン等)と生活を共にする姿に影響を受け、家の飾りまたステータスの象徴として、犬を家の中に迎え入れ始めました。

女王がブルーペルシャ2匹を購入すると、これに似た猫をこぞって求め一大ネコブームが発生。

近年、日本でもCMに出演した犬種がブームになったことは記憶に新しいですが、これに非常に似ていますね。


中流階級がペットを飼うようになるのは18世紀末。

珍しい犬や猫を求めて1800年代には犬の交配が盛んに行われ、マルチーズやヨークシャーテリア、スカイテリア等、さまざまな犬種が生まれました。

ヨーロッパ諸国やロシアから新たな犬種を輸入する一方で、自分の犬を使って理想の犬づくりが進められたのです。

1859年にはニューカッスルでポインターとセッターのドッグショーが、1871年にはクリスタルパレスでキャットショーが初めて開催されました。


1888年、ヴィクトリア女王はイタリアのフィレンツェで一匹のポメラニアンに出会い、心を奪われました。

当時のポメラニアンはスピッツの一種に近く、現代のポメラニアンよりもかなり大柄で橇犬や牧畜犬としても働いていました。

訪問後、女王は赤毛で小型の雄と白い毛の雌の2匹を入手。

王立犬舎は一時35匹ものポメラニアンを擁し、1891年には6匹がクラフツ展の開会式で紹介されました。

19世紀になるとポメラニアンがペットとして国内に普及し、特に女王の犬と同じ赤毛で超小型が人気の的に。


ヴィクトリア女王は、動物愛護や動物の権利を促進するため積極的に政策を打ち出したことでも知られています。

動物愛護に賛同する小論文を書かせた学校を表彰し、動物の生体実験については「文明国の恥」と批判し公に反対の姿勢を示しました。

1840年には、王立動物虐待防止協会の設立を支援。英国の君主は慣例として即位周年に合わせて服役囚に恩赦を与えますが、ヴィクトリア女王は動物を虐待した者を赦さなかったそうです。


女王の下で、英国は特に工業化に力を入れ産業は目覚ましく発展しました。

人々は自然から離れ、さらに科学の進歩により自分達は自然さえも変えられる、支配できると考えるようになっていました。

ところが皮肉なことに、心の安らぎや癒しを求めるようにも。


13歳のヴィクトリアが最初に迎えた犬ダッシュの墓には彫像が添えられ、以下の銘文が刻まれています。

 

 

ヴィクトリア女王陛下お気に入りのスパニエル、ダッシュが10歳にしてここに眠る。

彼の親愛には身勝手さがなく、

彼の陽気な性格には悪意がなく、

彼の忠実さには偽りがない。

これを読む者よ。

自らが愛され死に際して惜しまれる人物となろうとするならば、ダッシュに倣え。


 

犬の本質が実に深く描かれているとは思いませんか?


女王の時代から、ペットとの暮らしは英国社会全体に急速に広がり、さらに犬については、その能力が理解されるにつれ、盲導犬やセラピードッグなど人間の日常生活やメンタル面でのサポートを担うようになっていきます。

女王がこよなく犬や猫を愛し、これらの動物が人々にとってより身近な存在となったことで、新たな生活文化が生まれ現代に生きる私達とペットとのライフスタイルにつながったと言えるでしょう。

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