日本で3月といえば、ひな祭りや卒業ですが、イギリスのバーミンガムでは、Cruftsが毎年の恒例行事。
これは犬に関する、ギネスにも載る世界最大規模のイベントで、今年は3月9日から12日まで開催されます。
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有名なドッグショーやSafe and Sound Display(主に子供を対象とした「犬との付き合い方」教育に関するデモ)に加え、オビディエンス(訓練競技)、アジリティー、フライボール、ドッグダンスなどのドッグスポーツ、また警察犬やサービスドッグのデモ等、内容は多岐にわたり世界中の犬好きが注目します。
Cruftsのドッグショーでは、各犬種の選考を経て、全犬種の最優秀を集めた中から、さらにBest In Showが選ばれ、ショーのクライマックスとして盛り上げます。
アリーナ会場では、主にドッグスポーツの競技会が行われ、日本にいても、YouTubeでのライブ配信や録画配信(原則翌日より配信開始)で、お楽しみいただけます。
またライブ配信では、ツイッターにコメントを出して、世界中の愛犬家と交流することも可能です。
競技スケジュールは、以下のサイトよりご確認ください。サイトの上部にある”What’s On”をドラッグして、それぞれの開催日を選ぶと、その日のスケジュール表が表示されます。(なお、現地とは9時間の時差があり、表示時間に9を足すと日本時間になります。)
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http://www.crufts.org.uk/
↑Cruftsのサイト。競技スケジュールをご確認できます。
https://www.youtube.com/user/OfficialCrufts
↑youtubeにおけるCruftsのチャンネル。ライブ・ストリーミングも、過去に行われた競技の模様も、Cruftsの裏話や面白シーンも見られます。
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アジリティーの国際団体戦では、参加ペアが、オリンピックさながらに国旗を掲げて入場し、国の名誉をかけて自慢の俊足を競います。
またオビディエンス種目で、何十匹ものワンちゃんが一堂に会して競技するスタイルは、Crufts以外ではなかなか見られません!
フライボールの試合では、ワンちゃん達が飛ぶように走るため、見る者の目が追いつかないことも。
近年、日本でも競技犬口が増えているドッグダンスは、屋内でも気軽に練習でき、犬種やワンちゃんの年齢に関わらず長く楽しめるスポーツとして、人気が高まっています。
昨年のCruftsでは、国際競技で日本代表ペアが準優勝!
人気の上昇に伴い、ダンスの全体的なレベルも向上しているようです。
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どのスポーツでも、飼い主さんとワンちゃんが一所懸命に取り組み、また笑顔で互いの健闘 を讃え合う姿には、心打たれます。
またCruftsと同じ会場で、Scrufftsというイベントも同時開催されています。
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Scrufftsは、「責任のある飼育」の促進を目的としたイベントで、2種類以上の犬種の血を受け継ぐワンちゃん達が主役です。
形態こそドッグショーですが、雰囲気は随分とリラックスしています。それもそのはず、参加者はプロのブリーダーではなく、私達と同じ愛犬家なのです。
Scrufftsへの参加条件は、ワンちゃんがミックスであることに加え、
性格が良いこと
健康状態が良好であること
人や他の犬と接する上で、気質が素晴らしいこと
行儀が良いこと
が含まれます。
種目は「最もハンサムな犬」、「優良市民犬プログラム」、「輝いている老犬」、「最も美しい犬」、「子供達の最良の友」、「最優秀保護犬」という6種類。予選と準決勝を経て、決勝へ進みます。
出場選手には、それぞれ特別な魅力とストーリーがあります。
中には過去に悲しい経験をしたものの、新しい家族との出会いを契機にトレーニングを重ね、オビディエンスの部門で優秀な成績を収めた子もいます。その子は今、セラピードッグとしてホスピスや介護施設で活動しています。
ちなみに、”PAT Dog(セラピードッグとして活動するペット)”は、 動画の中では、黄色いバンダナを着用しています。
昨年のScruffts参加選手は、なんと1,400匹。同じ数の愛犬家達が「ウチの子が一番!」と胸を張り、ワンちゃんと一緒に並んでジャッジの選考を受けました。中には何年にもわたり、6つのカテゴリーすべてに挑戦し続けているペアもいるそうです。
入場から優勝者の決定まで、どの出場選手に対しても温かい眼差しが向けられ、ご家族との絆を賞賛して拍手が贈られます。
ワンちゃんは大切な家族。ずっと一緒に生活を楽しみましょう! Scrufftsのメッセージが世界中に届くことを願わずにはいられません。