Furboを実際に使っている方はFurboをどう思っているのでしょう?
ペットカメラ(ドッグカメラ)を使おうと思ったきっかけは?
お留守番中のワンちゃんの様子は?
今月から月に1度、Furboのユーザー様のインタビューを掲載致します。記念すべき第1回目は、しばいぬMIXのタイニー君と代々木公園付近にお住まいのMinoriさんです。
今年もシーズンイン。信州の山中にある友人のアトリエに、福を連れてキャンプに出かけてきました。
東京の自宅から現地まで車移動でだれにも出会うことなく(途中スーパーで買い物だけはしたけれど)、半径1キロ以上無人のエリアに到着。素早くエアフレームのテントを設営、キャンプサイトといっても小さな椅子とテーブルだけを出すだけだからあっという間です。
いろんなキャンプのスタイルがありますが、今の僕はとにかくシンプルにというのが気分。面倒な設営は最小限ですませて、出来る限り多くの時間を福とふたりでただひたすらにのんびりと過ごしたいのです。この春は大きな仕事にかかりっぱなしでほとんど遊びにも行けませんでした。でも、今日からしばらくは、読みたかった本と、ビール(ふふふ)、気が向けば目の前を流れる渓流に潜むネイティブのイワナを毛針で狙う。ああ、もう思い出しただけでにやけてしまう至福の時間のはじまりです。
まだ春蝉が鳴くには少し早い時期でしたが、ちょうど食べ頃になったタラの芽が顔を出し、雪融けの湧水は甘く喉を潤してくれます。福も初めのうちは遠くで聞こえる鹿の鳴き声に、耳を神経質に動かして不安げな様子でしたが、いつしか本能が目覚めたのか、気づけば弾むように野山を駆けています。
そんな様子を横目でみながら、ビールを喉に流し込み、本のページをめくろうとするのですが、そのうち本を読むのすら面倒になってしまい、ただただ1人で飲み続けるという事態に。これ、じつは毎度のことで読み切れないくらい本をもってテントに籠るのに、いつもほとんど読みすすまない。でも、本屋に行くと「あ、これ今度キャンプの時に読もう!」とウキウキして買っちゃうんだよなあ。なんなんだこの現象は。
で、そのうちアルコールが脳に染みてくると、なんだか東京の自宅に残してきた猫たちのことが気になってきました。猫たちの面倒は娘に頼んできているのですが、ついついFurboでチェックしてしまうのです。
ああ、気持ちよさそうに寝てるなあ。まったくのんびりしてた猫たちにとっては迷惑なはなしですが、ついついリモートで猫と遊べるのもFurboのよさ。しかし、こうしてスマホで自宅の様子を見ていると猫たちが恋しくなって帰りたくなっちゃうのは内緒です。
今回のキャンプ飯のメニューは
・牛ステーキ(そのまま焼く)
・とうもろこし(そのまま焼く)
・さつまいも(そのまま焼く)
・ソーセージ(そのまま焼く)
・レタス(そのまま食べる)
・トマト(そのまま食べる)
・りんご(そのまま食べる)
・ぶどう(そのまま食べる)
・パン(そのまま食べる)
という感じで、ほとんど調理らしい調理はなし。でもステーキもサツマイモも、りんごも、福も大好きで一緒に食べられるというのがポイントです。
だれもいない森の中で福とふたりで一緒に焚き火の火を囲んで、同じものを食べて過ごすと、連帯感がぐわーっと増すんですよ。お互いがお互いを必要とする感じをひしひしと感じる。これがたまらないんだなあ。ただただ、薪が爆ぜる音をききながら、互いの存在を感じて過ごすのです。
今回は夜にちょっとインスタライブをやったりしましたが(おい! ふたりきりじゃないやん! 二千人くらいと時間共有してたくせに)、基本はふたりです(笑)
日中はTシャツですごせるほどでもさすがに標高の高い山の中ですから、日が暮れるとライトダウンを羽織ってちょうどよいくらいには寒いです。
燃やす薪もそろそろ尽きたので寝るとしましょう。
昼間っから飲みっぱなしで、おぼつかない足取りでテントへ。福と一緒に冬用の寝袋にすっぽり潜り込むと、あったかいんだなあ、わんこの体温が。これがまた安心感と多幸感を与えてくれるのですよ。日々、いろんなことがあるけれど、まあ、いいか。うまくいくこともいかないことも人生だって思えるから、ぼくはこうしてキャンプに来てしまうのかもしれないなあ。
あしたの朝はご飯の前に川にはいって釣りをしよう。
小林孝延
福井県出身、編集者。月刊誌「天然生活」創刊編集長。「
Instagram @takanobu_koba
ファーボのInstagramも是非チェックして下さいね!@furbo_japan