飼っている犬が留守番中に何をしているのか、気になったことはありませんか? そんなドッグオーナーの注目を集めているのが、留守番中の犬の様子をスマートフォンから確認できるペットカメラ「Furbo」です。
この「Furbo」が、2017年11月17日から人工知能(AI)を搭載した新モデルへと生まれ変わり、新機能「スマートドッグ通知」が使えるようになりました。AIを搭載したことにより、どのようなことが可能になったのか? 発売日同日に開催された発表会の様子をレポートします。
AIを搭載して新しくなった「Furbo」
外出中でも愛犬とコミュニケーションがとれる!
「Furbo」は、前面にカメラとマイク、スピーカーを搭載したペットカメラ。新モデルは、カメラがフルHD(1080p)になり、視野角が120°から160°に拡張されています。
上がカメラで、下がマイクとスピーカー
カメラがHD(720p)からフルHDへと進化したため、より鮮明な映像を見られるようになりました
前モデルでは、スマートフォンから操作するだけで外出先からでも「Furbo」にセットしたおやつを愛犬に与えることができる「おやつ機能」が好評だったのですが、新モデルでは、オヤツをセットするスペースが拡張され、約100個のおやつ(ボーロサイズ)をセットできるようになりました。
スマートフォンの専用アプリを操作すると、本体からおやつが飛び出す「おやつ機能」
新モデルは約100個のおやつをセットできるようにスペースが拡張されました
3種類の通知機能を備える「スマートドッグ通知」
AIを搭載したことにより、留守番中の愛犬の様子をリアルタイムでスマートフォンに自動通知する新機能「スマートドッグ通知」が使えるようになっています。
3種類の通知が用意されており、ひとつは「Furbo」が近づいてきた愛犬を認識し、自動で撮影を行ってスマートフォンにプッシュ通知する「ドッグセルフィー通知」。愛犬がおやつを欲しいときや、かまってほしいときを認識して、ユーザーにお知らせ。通知を受け取ったユーザーは、スマートフォンの専用アプリから映像を確認しつつ、話しかけたり、おやつをあげたりして、外出先からでもコミュニケーションをとることができます。
愛犬が「Furbo」に近づくと自動で撮影しプッシュ通知する「ドッグセルフィー通知」
2つ目は「ドッグアクティブ通知」。愛犬が家の中をうろうろしているときや、おもちゃで遊んでいるときなど、何らかのアクションをとった場合に、「Furbo」が自動で撮影してスマートフォンに通知してくれます。
一般的なペットカメラだと、スマートフォンから遠隔操作してカメラを起動しても寝ていたり、カメラの設置場所にいなかったりすることがありますが、「ドッグアクティブ通知」は愛犬の行動を認識してお知らせしてくれるため、留守番中の愛犬が行動しているところをピンポイントで確認できるというわけです。犬が飼主から離れることで引き起こされる分離不安症を察知するのに役立つ可能性もありますね。
愛犬の行動を認識し通知してくれる「ドッグアクティブ通知」
3つ目は、家族や恋人などの人間を検知して通知する「ファミリー通知」。外出するときには、家族や恋人に留守中の愛犬のお世話を頼むこともあるでしょう。そんなときに便利なのが「ファミリー通知」で、きちんとお世話してくれているか外出先からでもチェックできます。
「ファミリー通知」は、人の動きを検知するので、防犯対策としても機能しそうです
「Furbo」で撮影した画像および映像は当日の24時まで保存されます。今後数か月以内には、画像や映像をクラウド上に保存し、いつでも振り返って見られる「クラウドレコーディング」機能を実装予定。「スマートドッグ通知」についても、機械学習により徐々に精度が向上していくとのこと。将来的には、AIを用いて愛犬の行動だけでなく、感情の変化まで認識して通知するレベルにまでサービスを拡充させる予定とのことです。
なお、11月17日以前に発売された「Furbo」の中には、AIをすでに搭載しているモデルがあり、該当の「Furbo」を所有するユーザーにはアプリから通知が届くとのこと。このモデルは、新モデルと同様の機能が使用可能なので、注意してください。
実際に「Furbo」に触れる体験会を実施
「気になるけど、購入する前に実物を見たい」という人は、2017年11月17日(金)から19日(日)まで期間限定でオープンする「Furbo Dog Cafe presented by Furbo Dogcamera」に足を運んでみてはいかがでしょうか。東京・表参道にあるカフェ「hanami」の1階が、「Furbo」を体験できるドッグカフェとしてオープンし、愛犬と一緒に食事できる特別メニューなども提供されます。気になる人は、チェックしてみてもいいかも。