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愛犬への特別ケアが健康チェックに!?自宅で出来るマッサージ方法
2019/04/18
「日頃から運動にもご飯にも気を配っているけど、それ以外にしてあげられることはないの?」
ご家族は、愛犬の健康を思えば思うほど自問自答するもの。
犬は人間の数倍の速さで年齢を重ねると言われるだけに、小さな変化にもいち早く気づいてあげたいと思う方も多いでしょう。
そこで、健康面での効果もあり、身体の変化にいち早く気づいてあげられるし、コミュニケーションにもなる、まさに一石三鳥!
ご自宅で簡単に採り入れられる愛犬へのマッサージ方法を紹介したいと思います!

 

マッサージの効能

愛犬へのマッサージは、病院での治療や健康診断に代わるものではないですが、ご家庭でのケアを充実させることができます。

マッサージの効能は以下のとおりです。
〇 筋肉の緊張の緩和
〇 関節の痛みや腫瘍など肉体的な問題の早期発見
〇 ストレスの軽減
〇 代謝の向上
〇 血流やリンパの流れの向上
〇 消化不良・便秘などの解消
〇 疲労の回復
〇 背骨の硬化の防止
〇 絆を深める

 

 

避けるべきケース

愛犬が以下に該当する場合には、マッサージをしないでください。

 

切り傷や筋肉の断裂などが完全に治癒していない場合

通常、表面的な切り傷は2週間ほどで治癒しますので、その後、傷跡を避けて周辺のマッサージを始めましょう。
筋肉の断裂は獣医さんの了承を得て、マッサージで動かして良い部分と方向を確認することが大切。
無理なくマッサージすることで回復中の筋肉が硬くなるのを防ぐことが出来ます。
また、十分な酸素を含んだ血液が流れることで筋肉の回復も促進出来ます。

 

発熱している場合

ウィルス等の感染症の場合、症状を悪化させるかもしれません。

 

湿疹がある場合

患部が広がり、症状を悪化させる可能性があります。

 

痛がる、または嫌がる場合

普段、体のどの部分も触られても平気なのに、マッサージを嫌がる場合、または特定の箇所に触られたくない様子を見せたら、まずは獣医さんにご相談ください。
単に体を触れられることに慣れていない場合は、じっとしていないからと叱らないこと。
立った状態でも、頭や首筋等、触られても大丈夫な場所から始めましょう。

足先や尻尾は敏感なので、最初は避けた方が良いかもしれません。
マッサージは気持ちの良いもの、安心して身を預けられるものと理解させることが先決です。

 

 

初めてのマッサージの前に

マッサージの基本的な姿勢では、体の側面を床に付けた状態で愛犬を寝かせ、飼い主さんは愛犬の背中に向かって座ります。
愛犬が横になれる広さの台があればご利用ください。

最初は背後から体を触られることを警戒するかもしれません。
愛犬のお腹側に飼い主さんが座ったり、または向かい合う形で一緒に横になったりして、優しく声をかけながら、頭から首のあたりを優しく撫でることから始めましょう。

愛犬が慣れてきたら、頭から首そして背筋へ、また首から前足と胴体の付け根へと手をゆっくり動かします。
この時点で愛犬が立ち上がる等、嫌がる様子を見せたら、一旦ストップしましょう。
一方、リラックスして横たわっていられたら、飼い主さんが背後に移動して同じ手の動きを繰り返します。

ここで大切なのは、愛犬が体を触られることに対して、どのように反応するかを確認すること。
時には手を止め「大好きだよ」と優しく声をかけ、抱きしめてあげたり、顔を優しく包み込むように頬から耳、首から肩にかけて撫でてあげたり。
焦らずに少しずつ慣らしていきましょう。

飼い主さんが自分の背後に回っても、愛犬が安心できるようであれば、マッサージを始めましょう。

 

 

基本的なマッサージの段階と動作

マッサージには、さまざまな方法がありますが、ここでは最も基本的な段階と4つの動作を採りあげます。
いずれも人間のマッサージのように力を加えることは、逆効果になりかねません。
随時様子を見ながら、可能な範囲で行ってください。

ちなみに、各段階につき2~3分、合計で10~30分が目安。
1週間に1回でも効果があるそうです。

マッサージは以下の4つの動作。

①コンプレッション(優しく押さえる)
②エフルラージ(手を滑らせる)
③パトリサージ(もみほぐす)
④フリクション(さする)

オフィス犬リリィーにマッサージ参考動画の撮影を協力いただきましたので、併せてご覧ください!

 

コンプレッション (優しく抑える)

両手の手のひらを、それぞれの足の外側と内側を包むように置き、胴体の付け値から肘や膝の関節あたりまでを数か所に分けて、一か所ずつ、あくまで優しく押さえます。
脇から足先に向かって、それぞれの箇所を、ゆっくり「1, 2」と頭の中で数えながら優しく押して、手のひらを離します。
筋肉が硬くなっている部分、圧痛や表皮の凹凸などが見られたら、獣医さんにご相談ください。

リリィーは後ろ足のコンプレッションに少し緊張気味でした。
慣れるまでは1つ目の動画のように、座った状態から始めても良いかもしれません。

 

②エフルラージ (手を滑らせる)

まず、毛や皮膚の状態を見て、湿疹などの問題がないことを確認してください。
次に、力を加えることなく、両手の手のひらを、愛犬の背筋に沿って(背骨の上ではなく、背骨に沿って)首から尻尾の方向にかけて、ゆっくりと滑らせます。
特に肩や横腹など骨が表皮の上から触れる部分は、優しく撫でましょう。

ちなみに、片方の前足を片手で床から少しだけ挙げて、もう片方の手のひらを胸に滑らせると、非常に気持ちが良いようです。
この時、親指と小指に、ほんの少し力を入れて、脇をなぞるように、お腹方向にゆっくりと動かします
大半の子は「ヘッ」と笑ったり、止めると「もっと」と催促したりします。
立ち耳の犬種は、耳殻の内側に親指を、外側を4本の指を置き、親指を耳殻の輪郭に沿って優しくなぞると喜びます。

エフルラージは、血流やリンパの流れを促し、筋肉組織や心の緊張を解く上で有効。2~3分をかけて、リラックスさせてあげてください。
リリィーもエルフラージが気に入ったみたいで、「もっと、もっと」と催促していました。
かわいいな〜

 

③パトリサージ (もみほぐす)

①と②を経て、愛犬がリラックスしていられたら、パトリサージ。
頭頂から首、可能ならば背中から足を、指の腹を使って少しずつ優しくもみほぐします。熱を帯びている箇所を発見したら、獣医さんにご相談ください。

犬種によりますが、頭頂から首にかけては、他の体の部分に比べて皮膚に伸縮性があります。
耳の後ろ辺りから、愛犬が痛がらない範囲で、皮膚を軽く引っ張るイメージで、ゆっくりと揉みほぐします。
血流を促し、疲労回復に役立ちます。

リリィーは頭頂から首にかけてのパトリサージが大好きでした。
動画撮影終了後もママにマッサージを続けてもらい、本当に幸せそうでした。

 

④フリクション (さする)

次に、背骨や肋骨の周辺のフリクション。まず、手のひらを首の側面に置いて、力を加えることなく、ゆっくりと背骨の方向に動かします。
背筋は、(背骨の上ではなく)背骨に沿って「の」の字を連続して描くように、ゆっくりと動かしながら、お尻の方向へ。
肩関節や肋骨、股関節の上は特に優しく。

高齢犬は背骨が硬化し易いため、敏感に反応することがあります。
無理強いは禁物。
マッサージは喜ぶ部分だけに絞りましょう。

①→②→③→④→②→①の順で行い、最後は、愛犬を褒めてあげてください。

また、愛犬がアロマを嫌がらない場合は、フリクションに利用してはいかがでしょうか?
犬用のアロマオイルを少量手にとり、両手で温めてから使用。
ラベンダーにはリラックス効果、カモミールには食欲増進などの効果があるそうです。
楽しく遊んだ後でも、忙しい一週間の終わりでも、マッサージは愛犬をねぎらうだけでなく、ご家族自身も愛犬にふれることで癒されます。
体にふれて、愛犬に「大好きだよ」「ずっと元気でいてね」と声をかけるとき、きっと皆さんの気持ちは通じることでしょう。
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