今回はモデルやタレントとして活躍されるFurboユーザーの森泉さんにお話を伺いました!
森さんとワンちゃんの日常や、コロナ禍においてワンちゃんのために森さんが考えていることなどを伺いました。
愛犬家であれば、ワンちゃん達のお出迎えのおかげで一日の疲れが飛んでいった経験のある方も少なくないでしょう。
動物にふれることで、人間の張りつめた気持ちはほぐれ、心の余裕を取り戻せることも多いようです。
では、癒しを与えてくれるワンちゃん達の方は、いつもハッピーに過ごしているのでしょうか?
人間の健康が肉体と精神の両面に関わるならば、ワンちゃん達にとっても、心の健康は大切なはず。
いつも笑顔で出迎えてくれていた愛犬が、起き上がろうともしない。
お散歩となれば真っ先に玄関に向かうはずなのに、呼びかけても反応が薄い。
このような症状が見られるようになったときは、「犬のうつ病」を疑う必要があるかもしれません。
【主な兆候】
食欲は減退して体重が減少することも、逆に、食べ物に慰めを得ようと食欲が過多になり、体重が増えることもあるそうです。
気質の変化としては、元来フレンドリーだった子が、家族や他人を避けるようになり、近づかれると唸るようになることなどが挙げられます。
兆候は人間のうつ病と似ていますが、犬のうつ病については、環境の変化など、原因やきっかけが明らかなケースが多いのが特徴です。
【主な原因やきっかけ】
「家族や同居していたペットとの別れ」は、ワンちゃん自身の気持ちもさることながら、彼らが残された他の家族の悲しみや寂しさを、敏感に感じ取っているからかもしれません。
「新しい家族」や「家族の就職」は、自分への注目や日常の活動が減ったり、日課のスケジュールが狂ったりすることがストレスになるようです。
「トラウマとなる出来事」で典型的な例は、他犬からの攻撃により自尊心が傷つき、散歩を嫌がることで、このような場合には時間をかけたリハビリが必要になるかもしれません。
また上記以外に、お留守番などによる分離不安からうつ病に発展するケースも報告されています。
うつの原因の大半は排除するのが難しいですが、獣医さんによると、遅くとも2~3か月で犬が慣れて、問題は自然に解決するそうです。
しかし、時間がかかる分だけ、愛犬の肉体に与える負担が大きくなることは否定できません。
小型犬であれば、体重管理は大きな課題なので、変化の状態を見て、早めに獣医さんにご相談ください。
うつの兆候が始まった時点で対処できれば、犬が環境の変化に慣れるまでの時間が短縮されるかもしれません。参考にしていただければ幸いです。
【うつ病への対処法の例】
屋外での運動は、一緒に歩くだけでも、刺激を受けて気分転換になります。また、ワンちゃんの気持ちを盛り上げるだけでなく、免疫システムも活性化させるそうです。
体を動かすことで、ワンちゃんのリンパ系が活動的になり、悪いバクテリアを殺す働きが促進されます。逆に、体を動かさなければリンパ系が休眠状態となり機能しにくくなってしまいます。
健康には、心と体の両面からのアプローチが重要ですね。
なお、歩行が難しいワンちゃんには、日向ぼっこをしながら、マッサージでリンパの流れを良くするのも効果的です。
リンパ腺の位置は、人間とほぼ同じ箇所にあるので、それらの箇所に手のひら全体を当て、力を入れずに、ゆっくりと優しく円を描くように動かしてあげます。
刺激を与えるのではなく、ワンちゃんをリラックスさせてあげるつもりでマッサーじしましょう。
また、ワンちゃんが少しでも「嬉しい」「楽しい」という表情や態度を見せたら、褒めてあげてください。
一方、ワンちゃんが無気力であるところに、いきなりおやつを出すのは、逆効果だとか。「無気力=おやつがもらえる」と誤解してしまう恐れがあるからです。
前述の兆候や原因に心当たりのあるご家族は、さぞ心配されていることでしょう。
しかし、ワンちゃんの前でご自分を責めたり、落胆する姿を見せたりすることは、決してプラスにはなりません。
ともかく前向きに、愛犬の小さな成功や幸せな表情を見逃さずに誉めることから始めましょう。ワンちゃん達にとっては、ご家族の笑顔もパワーの源なのですから!