今、とーさんは保護犬という存在をもっともっと多くの人に知ってもらうための本「天然生活別冊 保護犬と暮らすということ」(10月11日発売)を作っています。
この本は料理研究家の 桑原奈津子さん と なかしましほさん、イラストレーターの 平澤まりこさん という、それぞれが保護犬を家族に迎え入れた仲間たちと一緒に作成中です。かれこれ5年ほど前、ちょうどとーさんも保護犬を迎え入れた頃に「もっと保護犬のことをみんなに知ってもらうためにはどうしたらいいんだろう?」という思いを皆でぶつけ合ったところから生まれました。
▲今回「天然生活別冊保護犬と暮らすということ」では、仲間たちと一緒にお散歩用のバッグをつくってみました!いろんなアイデアを盛り込んでますよ。
桑原さん家のキップル、なかしまさん家のハル、平澤さん家のペッカ、そしてわが家の福。みんなそれぞれの事情で保護された犬たちは今、新しい家族と一緒にのびのびと健やかに暮らしています。でも、これはもう本当に何度でも言いますが、犬たちはもちろん、保護した僕たちもまた、犬たちのおかげで毎日を元気に暮らせているのです。だからこそ、一匹でも多くの犬を殺処分から救ってあげたいという思いが日に日に強くなっていく。そのためにできることはないか? ということで、こうした本を世に送り出すことにしました。
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▲まだうちに来てまもない頃。キップル(右)とペッカ(中)といっしょにドッグランに行った時の一枚です。
わが家の場合は、本当にたまたま友達を通じて福と巡り合うことができましたが、僕も以前は一般的な知識こそあれど、そこまで深く保護犬について知っている訳ではありませんでした。だから、きっと、まだまだ保護犬という存在を知りながらも、出会うチャンスがないと思っている方がほとんどなのではないでしょうか。
日本では「犬を飼う=ペットショップへ行く」という認識が根強くあります。この本のなかでも触れていますが、例えばドイツでは犬を飼いたい人は、まず最初に保護シェルターに行くのが常識となっています。そこでは、犬に対してのきちんとした知識もまた教えてくれるのです。なぜかというと、犬を手放す大きな理由のひとつに「犬を理解していなかった」というものがあるからです。
また、アメリカポートランドでも、ペットショップは保護犬と飼い主を繋ぐ仲介所として存在し、マッチングしてからは、その後のケア、アドバイザーとしての役割を担っていくことが多くなっているそうです。ぜひ、詳しいレポートを本書でお読みいただければ幸いです。
▲うちに迎え入れた頃の福。しわしわな顔。
日本では現在、以前に比べれば殺処分数も劇的に減ってきました。しかし、それはすべ民間の動物愛護団体、ボランティアのみなさんの活動に支えられてのことです。命を救ってくださって本当にありがとうという思いでいっぱいです。
さて、今回はここで、これまであんまり話したことのないことをちょっとだけ。
僕のような一般的には無名な人間のインスタグラムにも日々、さまざまなプロモーション(広告)案件が届きます。ほとんどが自社商品をインスタグラムに投稿して欲しいというもので、金額の差こそあれ、そこには報酬が伴います。
こうした案件を引き受けて、その謝礼を動物愛護の寄付に回すという考えもあると思いますが、僕はその企業が動物愛護にどう関わっているかを一番に考えてご相談に乗ることにしています。偉そうでほんとすみません。
でも、個人が寄付できる金額よりも、企業が本気で取り組むほうがどれくらい大きな力を持つでしょう。このFurboのブログや、ときどきプロモーションのお仕事を引き受けているのも、Furboが真剣にこの問題に取り組もうとしているからです。もちろん企業ですから、利益をあげるのは当たり前のことですが、そうちのほんの少しでもいいから、こうした活動にまわしてくれるのは大歓迎です。
この秋からも、Furboはアメリカ、日本をはじめ、
世界中でFurbo ドッグシッター売上の一部を使って、積極的に保護動物活動への支援活動を行っていくべくFurbo For Goodという取り組みを行うことを発表しました。
■Furbo For Goodページ
https://shopjp.furbo.com/pages/furbo-for-good
初回の取組として10月1日(金)より、コロナ禍で日本全国の動物保護施設で働くスタッフ、ボランティア、関係者様に向けて、111(わんわんわん)台のFurboドッグカメラの無償提供の受付を開始するそうです。
▲中秋の名月に娘がお団子をつくりました。福には見せるだけ(笑)
▲福ととも。最近の関係性。仲がいい?悪い?
最近、僕のまわりでもずいぶん意識が変わってきたなと思うことが増えてきました。保護犬出身のかわいいわんこたちと、公園ですれ違うこともしょっちゅうです。でも、まだまだぜんぜん足りない。もっともっと、多くの人たちにこの思いが届きますように。そう願ってやみません。