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犬が犬らしく幸せに暮らせる社会を目指す団体 WAMPERS 池田さんインタビュー 「犬を幸せにしたいっていう根本のスタート地点に立って犬を飼う人が増えて欲しい」
2017/09/27

今回は、「犬が犬らしく幸せに暮らせる社会を目指す団体」NPO法人WAMPERS、代表の池田豪さんにインタビューさせていただきました。

WAMPERS さんは、千葉県勝浦市に広大な敷地を所有し、人の一方的な都合で行き場を失った動物を保護しながら、譲渡することは目的ではなく、保護が必要のない社会を目指して活動されています。

まずはじめに、実際にお伺いさせていただいて見たもの、感じたものを共有させて頂ければと思います。

 

実際にお伺いさせていただき、まず感じたのが「穏やかさ」でした。
WAMPERSさんの敷地に足を踏み入れると、千葉県勝浦市の自然に包まれた広大な敷地に青々とした緑が映えていて、にわとり、アイガモ、ポニーやヤギ、そして11匹の犬達たちがそれぞれに動物らしく生き生きと過ごしている姿、全てが一度に目に入りました。

11匹の犬達のほとんどが、ピットブルやピットブルのミックス犬でした。
「怖い」「凶暴」というような印象を持たれがちなピットブルですが、彼らは皆優しい目をしており、可愛らしい笑顔で、楽しそうに外を駆け回ったり、他の犬とじゃれあったりしていました。

保護された当初、極度に怖がりだったという犬も、初めて会う私たちを怖がるような様子もなく、近くに寄ってきて挨拶をしてくれました。
犬本来の自然かつ自由な姿を見る事が出来たように感じています。
数時間の短い時間でしたが、大型犬が元気良く走る姿、気持ちよさそうに眠る姿を見て、心から「落ち着く」という気持ちになれる環境で、今までにない経験でした。

そんな環境を作り上げ、動物達との幸せな社会を目指し活動されているWAMPERSの代表 池田 豪さんに、WAMPERSの活動についてや、池田さんの犬との接し方についてなど、興味深いお話をたくさん聞かせていただきました。

まず初めに、池田さんについてお聞きしたいと思います。
保護犬活動をはじめたきっかけを教えてください。

犬をあまりにも簡単に保護できる環境にあるって気づいて、です。
元々アメリカに住んでいて、その時「日本に帰ったらピットブルを飼いたい」って思っていたんです。
いざ日本に帰ったら、たまたま知り合いが野良?のピットブルを拾って、緊急で引き取り手を探していたので、引き取って飼い始めたんですね。
その犬と24時間一緒にいられる方法はないかなぁって考えた時に、都内ではさすがに良い環境がなくて。
自分でお店を始めて、一緒に出勤したらいいんじゃん、と思って自分で店を始めました。

ある時、お店の前で出会った人の縁で2匹目のピットブルを迎え入れることになったんです。
1匹目の犬は引き取ってそんなに経たないうちに、急性白血病で亡くなってしまって。
その時またピットブルの引き取り手を探している人がいたので、その人からもう一匹を引き取って。

そうやって犬を引き取ったりしているうちに気づいたのが、こんなに簡単にピットブルを引き取れる状況にあるんだって。片や販売している人もいるのにですよ。
闘犬の話も聞いたりして、そういう現状があることにも、保護についても、その時期に知るようになって、自分が出来ることは一時引き取って、里親に出すことかなぁと。

その時やっていたお店の中で、引き取って里親に出して、を始めたのがきっかけですね。

 

 

保護活動を始める際、大型犬の保護のハードルは高くなかったですか。

最初は、まず引き取ることに必死で、里親に出す先も友達の友達、とかだったので、深いところまではあまり考えていられなくて、今考えると浅はかだったところだな、と思いますね。

 

ピットブルのイメージは良くない現状がありますが、
ピットブルに対する他の人の意見で嫌だなと思ったこと等はありますか。

自分自身始めは、犬の飼い方について考えていなくて、純粋に「犬が大好き」っていう飼い方をしていたんですよ。

一番始め保護した犬は実は噛み犬だったんですね。
お店にきた友達の顔を噛んじゃったりしたことがあって。
「ピットブルは危ない」「野獣」っていうことを周りが言っているのを聞いてはいたけど、実際飼ってみて実感もして、「真剣に向き合わないと」って思い始めました。

そこから、犬のことについて本やインターネットやトレーナーの人に聞いたりして勉強しました。
シーザーミラン(アメリカのドッグトレーナー)を見て勉強して、実践してみたら面白いくらい犬が変わったんです。
犬が良く変わるようになることを実感しました。

でも、やっぱり、ピットブルっていうだけでドッグランでも懸念されたりしてました。
軽い喧嘩やじゃれあいでも「襲った」っていう風に大きい話になっちゃうことはありましたね。

 

ピットブルを飼おうと思ったきっかけは何ですか。

たまたまピットブルの子犬を散歩している人を見かけて、一目惚れでした。
「なんて可愛い犬なんだ」って。

犬は前から好きだったのですか。

犬とか動物はずっと前から好きでしたね。
お店をやっていた時も、いずれは犬グッズもやりたいなぁっと思っていたので、そう考えると、うん、ずっと前から好きだったと思います。

 

池田さんが犬を接する時に気をつけていることはありますか。

あんまり構わないことです。
他の人の犬もそうですけど、自分のとこの犬も、あまり構わないですね。

自分のところにいた犬たちの問題行動の解決のために(シーザーミランを見て)、ノータッチノーアイコンタクトをするようになったのがきっかけです。
匂いを嗅ぐ挨拶ができる犬になると、人間とも犬同士でも落ち着く関係を築けるだろうと思っています。
それが犬の幸せかなと思うので、自分的には犬達の為にそうしています。

 

大型犬を飼う人へのアドバイスはありますか。

大型犬・小型犬問わず、犬にも人にも欲求があるじゃないですか。
人間はある程度考えて、自分の欲求を叶えるための手段を取るけど、犬は欲求を押し通せない。
ペットっていう存在になっている時点でそうですよね。

けど、それをいかに、「この欲求は別に通さなくてもいいや」って犬に思わせるように接するのかっていうところが大事だと思うんです。
犬を飼いたいっていう一番最初のスタート地点、
「可愛いから飼いたい」
「癒されたいから飼いたい」
「子供が独り立ちして愛情を注ぐ先が欲しいから飼いたい」
「子供の教育の為に飼いたい」
そういう人間の◯◯したいの為に犬を飼い始めるということは、飼う犬のことは考えてないって事ですよね。

「犬を幸せにしたい」っていう根本のはずのスタート地点に立って、犬を飼う人が増えてほしい、そう思ってます。
こういう考え方が当たり前になれば、大型犬も小型犬も、接し方の違いはそんなにないから、何も変わらずに対応できるんですよ。

大型犬ってもちろん力は強いけど、その力を発揮したいって思わせないように(満足感を与えられるように)すればいいだけの話です。
お互いにストレスなく生活していくために、まず、犬を幸せにする為に飼うという認識を持つ人が増えれば、それが当たり前になると思うんです。

 

WAMPERSさんには11匹のワンちゃんがいますが、
多頭飼育する際に大事なのは犬同士の相性ですか?人間との相性ですか?

犬は群れで生きていく生き物です。
結局、犬を飼うって群れを作るだけなので、ボスがしっかりさえしていれば群れに入ることはそんなに大変なことではないんですね。
なので正直、犬の相性も人との相性もどっちの相性もいらないです。

リーダーとなる人間が群れのルールを作って毅然としていれば、犬がそれに従うのは当たり前です。
一匹一匹の性格等に個々で気を遣うことはあっても、そればっかりになってしまいすぎると、お互いの欲求の中で問題が起きてしまうんですね。
可愛がることだけじゃなく、群れの中で従う、とかそういう順番をしっかりする方が大事です。

ファーボをご利用いただいていかがですか?
(WAMPERSさんには8台のファーボをご使用いただいています。)

出かける時にケージの前に並べて置いていって、全頭見えるように配置しています。
離れている時に、落ちつけているかどうか、行動を見るにはすごくいいですね。
行動をみて、問題があれば対策を考えたりできています。

 

WAMPERSさんについてお伺いします。
どのような活動をされているのか教えてください。

犬のことはすごく大事だけど、犬だから大事っていうわけではないんですよね。
現に行き場所がなくなっている動物は犬猫の他にいっぱいいるんです。
まずできることは、自然があって、僕らがいて、動物がいてってまず根本のところをもうちょっとみんなが考えるようになること。

街中にいたらわかんなくなるんですよね、そういうことって。
「動物も自然も大事だっていうことはわかるけど、でもじゃあ何をしたらいいの?」って思うと思うんです。
そこをもうちょっとアプローチできる活動をしたいなっていう感じです。

 

WAMPERSさんはスタートして今どのくらいですか

WAMPERSとしては2012年スタートなので5年です。

 

WAMPERSさんとして活動をはじめたきっかけはなんですか?

元々は、犬達が安心して生きれる社会、人と共存できる社会になればいいな、から始まりました。
犬を捨てる人がいなくなって欲しい。
そのためには、犬との関係性を人が見直せば、犬の問題行動が減るんじゃないか。
問題を起こす犬が減っていけば、連れて行ける場所が増える、電車やバスにも一緒に乗れる。
どこに行くにも犬と一緒っていう社会を作りたいって思ったのがきっかけでしたね。 

 

具体的な活動内容を教えてください。

ここにいる動物たちと過ごしながら、ウルフギャングのイベントに一緒に出たり、子供やご父兄の人たちに犬との接し方を教えたりしてます。

ここにいるのは行き場を失った動物達です。
いろんな動物が共存しているのに、穏やかに感じます。
お互い襲ったりせずに一緒に走り回ったりして遊んだりしている姿を見ると、生き物がどうやったら共存できるのかっていうことを考えさせられます。

害獣って呼ばれている動物達がなんで人里に出てきちゃうのかとか知らなかったことがわかるからそれを広めて行きたいな、とも思います。

 

今後の展望を教えてください。

自然は大事。
海も山も、もちろん大事。
けどコンビニも大事。
どっちかに偏りすぎちゃストレスになっちゃうからダメで。
いいところは両方あるからいいとこ取りしようって、そういう人が多くなるような活動をしたいです。

未来のためには、子供達にそれを見せていける場所を作りたいと思ってます。
子供達に教えるには教育が必要だから、ご父兄の方にも来てもらったりしながら、自然と向き合う環境作りをしていっています。

例えば、犬猫の保護活動をするとして。
実は譲渡会ってハワイではもう140~150年間もやってるんですよね。
やっていく人がいるのはもちろん大事だと思うけど、まだ続いてるって事は、行き場のない犬猫がまだ存在しているっていうことじゃないですか。
それを減っていくようにするには、違うアプローチをしないと変わらないと思うんです。

例えば行政も、捨てる人がいるから殺処分ゼロっていう目標ができちゃう。
まず、捨てる人がいなくならないといけない。
根本の部分なんですよね。

僕たちはそこに向かって、活動していきます。

 

私たちブログを読んでいる人が、WAMPERSさんを支援する方法を教えてください。

サイト上で、チャリティーグッズを販売しています。
あとは賛助会員という形のサポートしてくれる人を募っていますね。

寄付していただいたお金は、動物たちを飼育するのに必要なお金、いろんな人にここに来てもらいやすくしてもらう為の環境づくりへの資金だとか、
環境のために苗木を植えたり、そういった方法で使わせていただいてます。

池田さん、ありがとうございました!


動物達と人間のより良い社会を創るため、今までにない新しい切り口で未来に向かって活動をされているWAMPERSさん。
Furboを通して支援するプロジェクトを開始致しました!

詳しくはこちらから

 

WAMPERSさんの活動をより詳しく知りたい方は、ぜひ一度WAMPERSさんのホームページやInstagramをチェックして見てください!
Instagramでは、写真や動画の他、ライブストリーミングでも、犬達や他の動物達のとっても可愛らしい姿や、WAMPERSさんの活動が見られますよ!

 

WAMPERSさんのInstagramはこちら▶️@wamperspack

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