Furboを実際に使っている方は、Furboをどう思っているのでしょう?
今回は2匹のフレンチブルドッグと1匹のチワワとお住まいのNobuyukiさんです。
「おやつ」はワンちゃんにとって魔法の言葉。
寝ていても、この言葉を聞くと起き上がり、きちんと座って満面の笑みを浮かべるワンちゃんは多いです。中には、言われてないのに一生懸命「良い子アピール」をする子も。ワンちゃんにとっても、おやつは特別なのですね。
今回は、おやつ大好きな皆さんの愛犬にヘルシーなおやつを食べてもらうべく、ヘルシーなおやつを作る上での考え方と、手作りおやつのレシピ(サツマイモとヨーグルトのアイス)を紹介したいと思います。
ワンちゃんが一日に摂るべき総カロリーをご存知ですか?
獣医さんによれば、おやつの摂取量は一日の総カロリーの10%を超えないようにすることが大事とのこと。、また、小型犬の肥満は心疾患につながることが多く特に注意が必要だそうです。小型犬の飼い主の皆さんは充分にお気をつけくださいと。
米国の獣医さんは、1週間に体重を1~2%減らすことを推奨しています。
毎日の食物摂取量を15~20%を減らす一方で、一日の食事回数を増やし、これを6~8週間続ける方法を紹介されています。
ダイエットをする際に問題になるのはおやつ。
既におやつを食べることが習慣となっていれば、全面カットは厳しいですから、普段与えているおやつの代わりに野菜の切れ端などを与えてみてはいかがでしょうか(米国の獣医さんからのお勧めはニンジンだそうです)。
ワンちゃんは果物が大好きですが、果物にはブドウなどのようにワンちゃんに食べさせてはいけないものもあり、果糖は体内で脂肪に変わるため、ダイエット中は不向きです。
従来がビーフジャーキーであれば、ダイエット中は鳥のササミに切り替える等、カロリーの少ないものを選ぶ方法もあります。
ネットでは、Cookpadなどでワンちゃん用のさまざまな手作りおやつのレシピが紹介されています。
最も一般的なのはクッキー。
最近は、主材料の小麦粉をライ麦粉に変えて歯ごたえを出したり、全粒粉でミネラル類の摂取を強化したり、おからを利用してカロリーダウンを図るものもあります。
以下の表でもお分かりのとおり、クッキーの主材料になり得る食品の総カロリーは、おからが断然低いです。
小麦(全粒を含む)・ライ麦は炭水化物を多く含み、体内で糖質になって吸収されるため、ダイエット中は避けたいところ。アレルギーや消化の問題がなければ、おからはダイエットには非常に有益ですが、脂質も意外と多いです。
フードの成分と照らし合わせて、脂質全体の摂取量を確認する必要があるかもしれません。
なお、ライ麦粉やおからの生地にツナギで卵を加えると、その分カロリーが増えます。
また、食物繊維の摂り過ぎは必要な栄養素の吸収を阻害し、消化不良や下痢を引き起こす可能性もあります。ご注意ください。
おから | 薄力粉 | ライ麦粉 | 全粒粉 | |
---|---|---|---|---|
総カロリー (100gあたり) |
111 |
368 |
351 |
328 |
炭水化物 (単位:Kcal) |
55.2 |
303.6 |
303.2 |
272.8 |
脂質 |
32.4 |
15.3 |
14.4 |
26.1 |
タンパク質 |
22.4 |
32 |
34 |
51.2 |
その他 |
●ビタミンK,E,B1、およびカリウム、カルシウムが豊富 ●アレルギー注意 ●食物繊維豊富 |
●ビタミンB1が豊富 | ●ビタミンE,B1,B6およびマグネシウム、リン、鉄、亜鉛等のミネラルが豊富 | ●ビタミンE, B1, B6、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛等のミネラルが豊富 |
ダイエット中は、ワンちゃんも必死になって食べ物を何回も要求します。要求の度に「ダメ」と言い続けるのも辛いですし、おやつを与えれば本末転倒です。そこで、時々骨を齧らせてあげれば、食欲もまぎれる上に歯もキレイになります。
ただし、誤飲などのアクシデントを予防するためにも、骨の与え放しはしないでください。
それでは、ダイエット中のワンちゃんだけでなく、食欲減退気味のワンちゃんにもおすすめできる、消化の良いおやつのレシピをご紹介いたします。使用する食品は、人間の腸内環境を整えてくれることでも有名な「サツマイモ」と「ヨーグルト」です!
用意するもの:サツマイモ(直径6cmまで)、ヨーグルトを適量
(1) サツマイモを水洗いしてアルミホイルにくるむ。170℃に熱したオーブンで30分焼く。
「え、なになに何か作ってくれるの?💛」
(2) サツマイモを常温まで冷やした後、マッシャーやフォークなどで潰す。
(3) ヨーグルトを加えてペースト状になるまで練り、ペーストを製氷皿に入れて凍らせる。
サツマイモの量は個々のワンちゃんの消化状態によるため「適量」としています。
加熱はレンジでもOKですが、オーブンでじっくり焼くと甘みが増して香ばしくなり、ワンちゃんの食いつきが良くなるようです。
できあがり!「わーい💕はやくはやく~!🐶」
ホエイとはヨーグルトの透明な上澄み液で、これにも栄養があります。ワンちゃんにアレルギー等の問題がなければ、上記のレシピに是非ご利用ください。
総カロリー(100gあたり) |
362 |
炭水化物(単位:Kcal) |
308 |
脂質(単位:Kcal) |
10.8 |
タンパク質(単位:Kcal) |
50 |
その他 |
● ビタミン類(B1,B2, B6)カリウム、カルシウム、マグネシウムが豊富 ● ナトリウムがやや多いのでご注意ください。 |
パウダータイプのホエイも市販されていて、フードが食べられない場合には振りかけとして(小さじ単位で)使ったり、摂水量が減る場合には水に溶いて与えたりするのに便利です。
なお、ホエイには利尿作用があるので、ご注意ください。
手作りおやつは、良い材料のみで作られるだけに、市販のおやつより変質するのが早いため、ワンちゃんには早いうちに与えるようにしましょう。
保存する際は、1食分ずつラップでくるみ、空気にふれさせないようにして冷凍しておきましょう。油脂を含むものは2週間を目途に使い切ってくださいね。